2024年12月1日
合同会社skew linesは2024年12月01日より第四期目を迎える事となりました。
昨期を振り返ると、第三期は何と言っても「宿泊施設運営事業」の1年でした。
それにより、今まで以上に関わる人たち/取引先も増え、人事労務会計等の会社的な基盤を少しは整える事ができました。
昨期は、2023年08月に開業した大阪西成のドミトリー形式のユースホテルR-HOSTELに加え、新たに都内で3棟の宿泊施設の運営をMC契約にてスタートさせました。
R-HOSTELはフロントスタッフのコミュニケーションを軸とした宿泊施設でしたが、
この新たな3棟はいわゆる「民泊」と言われることもあるフロントレスのアパートメントホテルです。
3棟とも想定収支や昨年対比を大きく上回る売上・収益を出せたのは勿論ですが(これは宿泊需要/施設供給バランスに大きく左右されるため)、「持続的運営」ができた事が一番の成果だと感じています。
これは「将来の売上である良レビューの獲得」「細かく課題(issues)を発見し修繕・重清掃を実施し施設寿命を伸ばした事」です。
<レビュー成果>
・ホテルOTAでも一定の評価(Booking.com 3棟平均★8.4/10、Expedia ★9.2/10)
・Airbnbは3施設アカウント共にスーパーホスト獲得
・運営切替ではない新規開業施設ではAirbnbゲストチョイス獲得(ゴールド&シルバー)
※2025.03月末時点
この新たな3棟は、フロントスタッフが現地におらず、朝食スペースやカフェなどの付帯設備も無い施設のため、+αの価値提供よりも「ゲストが滞在に対してストレスフリーであること」を追求して運営してきました。
①宿泊の3大要素「眠る/汗を流す/身支度をする」にあたって快適な設備
②設備に不良がなく、清潔
③案内に間違いがなく、予約・チェックインの手順、部屋の使い方がわかりやすい
ストレスフリーであることとして、言ってしまえば当たり前のことですが、上記の3点が常に適切な状態で保たれている事を大事にしました。
ただ、改善すべき課題や問題点を気づく役割であるフロントスタッフ/支配人が、現地にいない無人タイプのホテルでは、この「当たり前」を成り立たせるのが非常に難しいのは、評判の悪い「民泊」がマーケットに多数ある事からも窺い知れます。
そこで弊社は以下の運営方法で取り組みました。
★選択と集中でベッド/シャワーには品質の高いものを採用
→ベッド寝装具はSerta、シャワー&ドライヤーはReFaを標準の設備として採用。(この2プロダクトは品質を信頼しており、弊社は代理店として卸業も行っております。)6年間に渡るゲスト要望や現場フィードバックのデータ蓄積から見出したゲスト利便性を最重要視した細かなインテリアコーディネートにてテコ入れ。
★無人運営施設で支配人業務を行える体制を構築
→この3棟を新宿の東側エリア(新宿御苑前周辺)の約1km圏内に集中しており、その中心に管理事務所を構えることで、高い館内巡回頻度、現場維持業務を実施。
★質の高い清掃員と清掃管理システム
→第一期、第二期で作り上げた、清掃・現場維持管理対応の優秀な人材と管理システムで構築した「民泊清掃DX」にて行う質の高い清掃を常に提供。
★ISSUES発見・把握・解決のサイクルを素早く回す
→ゲストフィードバックの抽出徹底、現場作業員の発見指導等の教育、IOTログと宿泊データのクロス分析等のデータ活用、等から、ISSUESを発見し「オペレーションDX」にて可視化・工程管理をし漏れなく解決。
これらの取り組みもあり、一定の成果を出す事ができ、弊社としても無事4期目を迎えられたと思っています。
そして、改めてこの場をお借りし、弊社を信じて大切な物件を任せて頂いている物件オーナー様に大きな感謝を申し上げたいです。いつも本当にありがとうございます。
また、弊社の運営を支えてくれている社員、フロントスタッフ、清掃員の皆様の高いクオリティと頑張りあってこそだと強く感じます。これからもよろしくお願いいたします。
第四期は、引き続き任せて頂いている宿泊施設をさらにブラッシュアップさせつつ、今まで培った弊社のリソースを集結させ、スケールアップした大きな案件にもチャレンジしていきたいと考えています。
引き続き弊社skew linesを何卒よろしくお願いいたします。
代表社員 橋本 卓磨